米兵による少女暴行事件
政府による隠ぺいに抗議します
7月17日松江市で、「米兵による少女・女性暴行事件・性暴力隠ぺい許さない!」抗議集会がJR松江駅前で開かれました。新日本婦人の会島根県本部、島根県平和委員会、沖縄と連帯する島根の会がよびかけたものです。
昨年12月に米軍嘉手納基地所属の25才の空軍兵士が18歳未満の少女を誘拐して自宅で性的暴行を加えた事件はじめ同様の事件が5件起きていたにも関わらず日米政府が沖縄県に対して通知せず、半年も隠ぺいしていたことが7月に発覚し抗議する声が全国で広がっています。
呼びかけ団体の平和委員会事務局長徳永和洋氏は「戦後、確認できただけで米兵の性犯罪は千件を超える。日常的に殺人訓練をくり返し、日米地位協定 によって占領軍的特権を与えられている米軍基地の存在がその元凶。米軍に特権を与える日米地位協定の改定を」「政府による6カ月にわたる隠ぺいは、1月の辺野古・大浦湾埋め立て「代執行」、6月の県議会選挙などに影響を与えないようにするためであった可能性が濃厚」と指摘しました。
新婦人県本部の山﨑泰子会長は岸田首相が事件を隠ぺいしたまま6月23日の沖縄全戦没者追悼式に出席していたとして「事件の隠蔽は、被害者少女の尊厳と、戦没者の御霊、そして基地負担と新たな戦争への不安を抱く県民や子どもたちの思いを踏みにじるもので許されない、女性である上川大臣は性暴力に対してもっと怒ってほしい」と訴えました。
沖縄の会中林佳子事務局長は「沖縄県民に連帯し、この島根から日米両政府、米軍に対して厳しい抗議の声を上げよう。基地のない平和な沖縄・日本をつくるために岸田政権を倒そう」と訴えました。
参加者が次々にマイクを握りリレートーク。「よりによってプライバシー保護を理由に事件を隠ぺいしたことは許せない」「あきらめずに声をあげよう」と声を上げました。
島根大学関教授は「自身も沖縄に11カ月滞在した。沖縄の現実は50年前の沖縄返還の頃と変わっていない。沖縄に心よせよう」と訴えました。
日本共産党から私たちばなが参加し「95年の米兵3人による少女暴行事件を思い出した。基地ある限り事件が続いている。みなさんと一緒に基地をなくすためがんばりたい」と挨拶しました。
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