いよいよ来週から9月議会ということで今週はめまぐるしく過ごしていました。月曜日にあった市議会議員研修会。とても感銘をうけましたので、長いですがご報告します。
「SDGS基礎講座~行政サービスとSDGSの親和性」と題して、松江市のSDGSアドバイザーでもある島根大学松本一郎教授に講義して頂きました。
SDGS(国連サミットで採択、持続可能な開発目標~17の目標)も2015年に始まり、市民社会の中でずいぶん浸透してきたと思います。
私も会員である新日本婦人の会(国連NGO)では早くからその考えに共鳴し、持続可能な社会に向けての様々な活動をSDGSとも呼応しながら学習し、実践もしてこられました。
ジェンダー平等(SD5)、気候危機(SD13)の打開、平和で公正(SD16)な社会、貧困をなくそう(SD1)については、私としても日常的に声をあげている分野です。 ・・・・・・・・・・・・・・ 今回基礎講座ということで、SDGSができるまでの過程、持続可能な社会への1975年国際環境教育会議からの取組み、2000~201年のMDGSの取組みについて学びました。
そしてSDGSの仕組みとして17色のアイコンの並んだポスターの並び順も意味がある!と教えて戴きました。
17のゴール(目標)がどのように関連しあっているかを学び、あらゆる活動が連関しあっていることを意識することが重要との視点を戴きました。
自然環境の保護と人の行動に関わる5つのゴール(13~17)を土台に、社会や経済に関わる6つのゴール(7~12)がある。
人間の生活の基本衣食住にあたる1~6のゴールは、7~12、13~17の土台の上に保障されるとの指摘でした。
平和と校正な社会はパートナーシップによって作られ、パートナーシップなければ気候変動への対策も十分にできない。気候変動が打開できなければ社会や経済もなりたたず、人間にとって生きるために必要な、安全な水(SD6)、貧困(1)飢餓(2)、健康と福祉(3)、教育(4)、ジェンダー平等(5)の解決が遠くなってしまうという構造であること、しかし全てを同時にも前進させるために、啓発に取組中で世界は前進していることが語られました。
日本の2022の達成状況の報告もありました。気候変動への取組が遅れていること、何より世界の中で「ジェンダー平等」分野で「日本は発展途上国」であると厳しい指摘が何度もありました。
「70億人の地球上の人々の中で、35億人の男性が社会を動かしているといっても過言ではない。あと半分の女性たちが自分らしく生き生きと活動することで社会が変わっていく、歴史上戦争を産んできたのは男社会だ」との指摘もありました。
私の思いとも重なり、いっそうジェンダー平等へ、平和な社会への思いがふくらみました。松江市が「SDGS未来都市」を取得し、本当に「だれ一人とりのこさない」松江市へ歩みをすすめられるよう私も声もあげ、みなさんと一緒に歩みたいと思います。
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