島根原発住民説明会について 共産党市議団として市に申入れしました
9月15日、島根原発2号機が適合性審査に「合格」して以降、早々に市や県に対して説明が行われ、県と市共催の住民説明会を開催されています。
現在は適合性審査が終了した段階であり、「設計及び工事の方法その他の工事の計画」の認可申請の審査、「保安規定」認可申請の審査は審査中です。不祥事を繰り返す中国電力が危険な原子力発電を運転する資格があるのかの保安審査は原子力規制庁も「ありきたりの手順では納得しない」「厳しく審査する」としています。この審査が終わっていない段階で、国のエネルギー政策に従って「事前了解」への道筋をつけることは松江市民の命と健康、安全を軽視するものです。
また、現在行われている県と市共催の住民説明会は、参加する住民にとって、その場で約370ページに及ぶ膨大な資料を渡され、時間がないためと端折って説明されるため、理解が十分できず説明会としては不十分です。また、質問時間や回数、項目数に制限があることから、住民の意見を聞く場には全くなっていません。説明会のありかたについても、市が立てた避難計画を内閣府に説明させることに疑問の声があがっています。
以上のことから 1.「設計及び工事の方法その他の工事の計画」及び、「保安規定」認可申請の審査を経た後に、市長は市民の声を聞くこと。それまでは事前了解をしないこと。 2.説明会の終了で住民の声を聞いたことにせず、公聴会など、市長が直接市民の意見を聞く場を公民館単位等、小規模で開くこと。 3.松江市のたてた避難計画は松江市が説明すること。 4.住民の声を聞くための、住民投票を行うこと。
を申し入れ、政策部と防災安全部と懇談しました。 現状では今後の日程は白紙ですが、説明会参加の方の意見や質問の受付が12日までとなっており、集まった意見などをみて今後の流れを検討するとのことです。
住民説明会への参加も想定より少なく 県のYouTubeやマーブルなどで周知に努めるとのことです。
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