命とふるさとを守ってほしい
能登半島地震に学び備える
【島根半島調査・美保関町へ】
石川能登半島地震で被災した珠洲市と昭和63年から姉妹都市として交流している美保関町。「能登半島を小さくしたのが美保関」と元町議の永田泰三さんはいつも話してくださっています。
今日は町内の自治会の方や元園長先生などなどを訪ねて、地震後の心配事や思いを聞きました。珠洲市に行ったことのある方もおられ「他人事ではない」「地震後近所でも、美保関も一本道で避難できるかどうかと心配事を話している」と言われました。
お会いした美保関のみなさんは、宍道断層の調査があったことも記憶に新しく、口々に、「避難道路が断層の上、家も道路も大変なことになる」「境水道大橋を通ることになっているが橋が通れるのかどうか、通れたとしても境港は干拓地が多く液状化の心配もある、行った先でも道路が大変なことになっているだろう」とも。
自治会長の経験者の方は、「避難訓練で倉敷まで行ったことがある。行った先でも半年たったら帰れるというものではなく、生活していく保障もない。起こらないと言われていた原発事故がおこったのだから、やめてもらうのが一番よい」「政治の力で解決を」と激励も戴きました。
美保関町の避難計画を見ると、宍道断層の上を通って避難する経路になっており、断層と並行して唯一の避難道路も通っていること、これまでも豪雨災害で土砂崩れが起きて道路が寸断されたり、大雪被害で孤立する集落があるなど、災害への不安は大きい地域です。
美保関町の突端まである39キロの宍道断層の6キロ先には、松江市が想定する最大の被害を及ぼす可能性のある98キロの「鳥取沖断層」が走っています。
私は改めて、活断層の連動性について新知見を十分検討し、被害想定も見直して断層上に暮らす市民の不安にこたえる施策を政治が行う事、市民の命を守る避難計画ではないことが明らかであり、原発の再稼働も新規稼働もぜったいに許されないと改めて思いました。
最後に住民の方が言われた言葉
「命とふるさとを守ってほしい」
胸に刻んでがんばります!!
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